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さまざまな効果があるISO22000ですが、組織によってはISO22000が『役に立たない』『意味がない』というデメリットを感じる部分もあるでしょう。
◆構築に時間、費用、労力がかかる
ISO22000の構築には、それなりの時間、費用、労力が必要になり、多かれ少なかれ、組織にとっては負担になることもあります。
とはいえ、ISO22000構築は、0から何もかもやらなければならない、というわけではありません。
□すでに何らかのルールがある場合は、新たにルールをつくるよりも、まずは その
ルールがきちんと守られることを徹底してみる。
□設備、機械に費用をかける余裕がなければ、今の状況でどうすれば食の安全を
守られるか、ソフト面から考えてみる。
「できることからはじめる」、これがISO22000の基本です。
また、費用については、『認証取得費用』の捉え方によると思います。
ISO22000によって社員教育を徹底することを第一の目標と掲げ、ISO22000経費を『教育費』とした会社や、『ISO22000によって関連会社とシステムを共通化する』と考え、組織の運営に必要な経費だと捉えた会社もあります。
ISO22000にかける時間、費用、労力は『ムダ』ではなく、効果的な食品安全対策を行うのに必要なコストです。
◆ISO22000システムが自社に合っていない
業種、取扱製品によっては、ISO22000基準より業界基準のほうが厳しいこともあります。『衛生面』だけをみたら、ISO22000よりもHACCPのほうが効果的な場合もあります。
また、既に自社で食品安全を目的としたマネジメントシステムが構築されている場合、あえてISO22000に取り組む必要はないかもしれません。
ただ、ISO22000システムは『第三者認証』の規格ですので、外部に対して食品安全マネジメントシステムが整っていることをアピールすることで、さらなる安心、安全を与えたいなら、ISO22000をお勧めします。
また、単に衛生面だけでなく、従業員の意識向上やコミュニケーション力の向上など、総合的に食品会社としてのレベルを上げたいと考えるなら、ISO22000が適切です。
各規格や基準とISO22000を比較し、『自社が何をめざしたいのか』を考えた上で、ISO22000に取り組みましょう。
◆ベテラン職人がついてこれないのでは
ISO22000を構築する中で、ベテラン社員の勘や経験をシステムとして組み込んでいくことで、一握りの『職人』だけでなく会社全体にその知識やノウハウを伝えていくことができます。
しかし、システムの中で「こうしてください」と指示し、教育活動によって社員のレベルアップを図ろうとすると、これまで勘や経験で仕事をしていたベテラン社員がついてこれなかったり反発したりということがあります。
ただ、誰かが辞めたらその仕事ができる人はいなくなる、というのであれば、組織として成長していくのは困難です。
激動の食品業界において組織として生き残っていくためには、人が入れ替わっても同レベルの品質を保つためには、『職人さん』の技術をシステム化して、組織全体が職人化するよう、教育していくことを考えなくてはならないといえます。
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