福岡から日本全国へ ISO・コンサルティング、経営指導、内部監査指導

お電話でのお問合せは 092-433-6154


ホームQ & A

改正版ISOの追加事項について学ぼう〜『知識』


『ナレッジ(知識)』は、現行版では『ISO9004』に登場する文言です。
ISO9004は、ISOを有効活用していく上での『ガイドライン』というポジションです。

ISO9004には、『知識(知的財産、ノウハウ、特許権等)を明確にし、保護し、利用可能にすること』といった文言がありますが、これが要求事項に含まれるようになります。

『組織はプロセスの運用に一定でかつ製品およびサービスの適合を達成するために必要な知識を決定しなければならない』

ガイドラインから要求事項に『格上げ』されるということは、現状の『望ましい』というニュアンスから、『しなさい』という強い表現になるということです。


ナレッジを取り巻く状況の変化

ナレッジは、もともとコア・コンピタンス(事業の核)とされています。
ナレッジを守るために、特許や著作権などについて、これまで様々な法的整備が進められてきました。

しかし、ITの急激な発展に伴い、情報共有化が進むと同時に、情報漏洩も容易に起きるなどリスクも高まりました。

従業員の転職の際の知識の流出など、会社経営の訴訟問題に発展することも増えており、会社を事業継続するために、情報を明確に扱うことが一層求められるようになっています。

また、守るべき知識も『技術(特許)』から『業態開発(ビジネスモデル)』へと範囲が拡大しました。

今まで以上に、ナレッジを管理していくことが不可欠となってきています。


ナレッジとは

ナレッジには、大きく分けて以下の2つがあります。

形式知(製品仕様など既に存在しているデータ)
暗黙知(作業のノウハウなど形になりにくいもの)

この両方を、会社の資産として活用していこうというのが、改訂版ISOにおける知識の考え方です。

『形式知』の活用とは、例えば、
事故事例などの情報共有を、ITの利用によって効率的に行うことで、過去事例の検索や類似ケースの調査を容易にする、といったことです。

『暗黙知』の活用とは、例えば、
動画等で教育資料の作成することで、個々のスキルを会社のノウハウに集約させることを容易にする、といったことです。

競争力を維持する上で、今後は一層、情報共有や技術伝承をスムーズに行い、ナレッジをマネジメントしていくことが会社経営の柱の一つとなっていくでしょう。

ナレッジを明確にした上で、『教育』『文書化』等を行うという流れになっているので、『自社にはどのような知識が必要で、何をすればよいのか』がわかりやすくなったと言えます。


    2015年版のISO 9001・14001の構築のコツなど、ISOについてのQ&Aはこちらへ

    2015年版改訂のポイントについて








 ISO構築・運用がわかる本 
一歩進んだISOのために・・・
マネジメントシステムの原理原則〜品質マネジメント8原則で経営力を高めよう

ISOの土台「品質マネジメント8原則」を徹底解剖し、組織の目指すものを確実に実行するためのシステムづくりの方法について、事例をベースにまとめた本。



  −成功するISO:マニュアルの作成方法、規格の解釈など、構築・運用のヒントはコチラ。

  −ISO取得後の運用:取得後の運用にお悩みならコチラ。