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リーダーシップと品質方針


リーダーシップ

ISOでは、経営者(トップマネジメント)のリーダーシップが非常に重視されています。なぜなら、組織の運営管理をうまく機能させるためには、達成すべき目的(品質・顧客満足)や、進むべき方向性をはっきりさせて、必要な資源を投入することが不可欠だと言えるからです。

トップマネジメントは、ISOをどのような風に活用したいのかという明確なビジョンを描き、自社の品質マネジメントシステムにおいてリーダーシップを発揮していることを実証することが求められます。

リーダーの気風はそのまま社風となります。

リーダーに求められるのは「言語化能力」、そして理念の「成文化」です。リーダーシップが中小企業を「依存型」から「自立型」に導きます。理念は「戦略」「戦術」「戦闘」の3つのステップで、組織全体に周知させます。

品質マネジメントシステムの有効性に対する説明責任(自社ではこのような考え方で管理しているということを、外部に対し責任をもってトップが説明できる体制にしておくこと)が求められます。

●『リーダーシップ』をマネジメントシステムに組み込むには(例)
品質方針

トップマネジメントは、顧客重視の姿勢を踏まえ、組織がどうあるべきかを品質方針によって方向づけます。組織の状況と戦略的な方向性が両立できるような品質方針を確立します。

品質方針と聞くと、「品質」という言葉にとらわれて、製品やサービスの質の向上にばかり目が行き、現場での取り組みに関するものに限定してしまいがちです。

しかし、ISO 9001は「製品」の質ではなく、「経営」の質を向上させるシステムです。自社の経営理念を、そのまま方針に反映させていけばよいはずです。

すでに品質方針は存在している会社もあります。それは、社是または経営方針です。

しかし、「あれは昔の言葉だから今の企業にはあわない」と言う経営者もいます。または、「うちは経営理念や方針がないんですよ」「そんなのを作ったことがない」というケースも。

もしも、今ある経営方針が古いものだったり、会社に経営方針などが存在しないならば、ISO構築は、時代にあった社是や経営方針をつくっていくための、絶好のチャンスです。

ISO 9001は、経営理念や方針を考えるきっかけになるだけでも取り組む意義があると言えます。

品質方針とは、ISO以前の問題でしょう。
会社は「あてもないふらり旅」ではなく、きちんと目的地を定めたものでなくてはなりません。目的地がはっきりしないままで、どうやってその目的地にたどり着くための最も的確な手段(ISO)を考えられるのでしょうか。

方針と言っても難しく考えることはありません。社長個人の座右の銘でも構わないでしょう。
大切なのは、自分の目指すべき姿、会社の目指すべき姿をイメージし、品質方針や経営理念という形にして、はっきりと社員に示していくことです。



    2015年版のISO 9001・14001の構築のコツなど、ISOについてのQ&Aはこちらへ

    2015年版改訂のポイントについて






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