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『リスク及び機会』について(6.1)


リスク及び機会の考え方

6.1.1
品質マネジメントシステムの計画を策定するとき、組織は、4.1(組織とその状況の理解)に規定する課題、及び4.2(利害関係者のニーズや期待の理解)に規定する要求事項を考慮し、次の事項のために取り組む必要があるリスク及び機会を決定しなければならない。


「リスク」は、ISOに取り組むうえでのベースとなる概念です。

ISOは、ルールを作って(Plan)、ルールどおりに実施し(Do)、ルールが守られているかどうかをチェックし(Check)、ルールをさらによいものへと改善させて(Action)いく(『PDCA』を回す)ことによって、組織の運営をよくしていくものです。

しかし、何らかの内的、外的事情により、計画した通りにPDCAを回せない状況に陥ったら…
ということを事前に考えて対処するのが、リスク及び機会への対応です。


リスクとは

『リスク』とは、組織の目的を達成する『妨げ』『阻害要因』となるもの。うまくいかずに組織にマイナスの影響を与えてしまうことです。

『リスク』についてはイメージが沸きやすいかもしれません。

 ・製品の欠陥や社員の流動などの組織内部のリスク
 ・取引先の倒産や供給先の不祥事などの外部のリスク
 ・災害や景気の浮き沈みなどの社会のリスク

組織は常にさまざまなリスクにさらされており、これらのリスクによって顧客満足が満たせなくなるという事実を無視することはできなくなっています。

『リスク』とは『変化』のことです。時代が変われば、これまでは問題なかったことも、大きなリスクになることがあります。

例えば、現在の社員の平均年齢を把握していますか? 現在は45歳だとしたら、このまま何もしなければ20年後には誰もいなくなります。もちろん、20年の間に新しいスタッフが入ったりするでしょう。しかし、今までのように雇用できるでしょうか?
これも変化の一つです。


機会とは

一方、『機会』とは、ある目的に対して到達できるきっかけや時期のこと。組織の目的を達成する『助け』『チャンス』となり、組織にプラスの影響を与えるものです。

組織は真面目に製品を作って売り、内的外的にも取り立てて大きな問題はない、つまり表だったリスクはないとします。
それでも時代は変動し、顧客の望むものは刻々と変化していきます。その時代のニーズに気付かずに顧客の『望まないもの』を提供するのは大きな機会の損失となります。

『機会』は『リスク』のように表面に表れにくいので、つい見過ごしがちですが、機会についても何らかの対処をすることが必要です。

そもそも、製品には「顧客が望むもの」と「顧客が望まないもの」の二つがあります。マネジメントとは、顧客が「望むもの」と「望まないもの」を区別して、「望まないもの」を排除し、「望むもの」を適切なタイミングで提供することで顧客満足を高めていこうというものです。

組織に対する変化を『リスク』と『機会』の二つの視点でとらえ、どのようなリスク及び機会に取り組む必要があるかを明確にします。そのうえで、意図する成果を達成する、あるいは意図しない結果については防止及び提言するための対策をとり、継続的な改善につなげていきます。









ISOの認証取得、運用のために