認証取得はゴールではなくスタート

ISOマネジメントシステムは、認証を取得して終わりではありません。
運用しながら改善を重ねることで、組織のレベルを継続的に高めていく仕組みです。

しかし実際には、次のような悩みを抱える企業も少なくありません。

なぜこうした状況になるのでしょうか。

「適合性」だけでなく「有効性」を考える

原因の多くは、ISOを「規格に適合させること」だけに意識を向けてしまうことにあります。
ISOには二つの視点があります。

ISOの基本は、「ルールを決め、ルールを守り、ルールが守られているかどうかをチェックする」という仕組みを作ること。そして、第三者(ISO審査員)が審査したうえで認証されれば、ISOを取得できます。
早い話、ISO要求事項を満たしたマニュアルを作り、そのマニュアルに適合していれば、ISOの認証取得は可能です。

認証取得の段階では「適合性」だけでも構いません。
しかし、認証取得後に成果を出すためには、マニュアルはきちんと機能しているか、組織にとって有効であるかまで考えることが大切です。

ISOを活用するには

ISOを短期的に捉えると、次のような問題が起こりやすくなります。


会社として何をしたいのかが見えていないことが、このような問題を引き起こす原因です。

そういった会社は認証取得後に、
「この程度で認証できたんだから、余計なことをしなくても良い」
「これ以上のことをする必要はない」

と、認証取得したISOマニュアルをそのままを維持しようとする風潮になり、ISOが形式的な位置づけになり、効果的な運用は期待できなくなることがあります

ISOを活かすためには、「自社が将来どうなりたいか」を踏まえた長期的な視点が必要です。
そのうえで、ISOを単なる仕組みではなく「会社のプロジェクト」として位置づけることが有効です。

たとえば…

ISOを活かし、何を実現しようとするのかを意識することが、認証取得後2年目、3年目以降、特に大切になってきます。
何をしたいかにより、重点項目はそれぞれ異なってくるでしょう。ISOの「有効性」を高めるために、次のような取り組みが効果的です。

アイムスの運用支援コンサルティング

もし御社が次のようなお悩みを抱えているなら、ぜひご相談ください。

ISO取得後の運用については、会社の具体的な状況をうかがった上で最適なご支援をさせていただいておりますが、基本的な支援方法は以下のとおりです。

原則として年間契約(4回)でお見積しますが、「マニュアルのスリム化だけ」「社員教育だけ」などのご希望がありましたら、訪問回数に応じた「スポット契約」も可能です。

ご支援を受けた会社様より

認証取得後の「次の一歩」に迷われている方は、ぜひご相談ください。