Ryota ITO
伊藤 良太
ISOはとても大変なものだった――
そんな自らの経験が、コンサルティングの基礎となっている。
マネジメントシステムの仕組みをきちんと活用し組織の改善、成長になるようなコンサルティングを行いたい。
1.製造業の現場を経験して
私が生まれ育ったのは岩手県北上市というところで、工業をはじめとした産業活動が盛んな土地です。大学卒業後いくつかの製造業の会社に勤務し、前職は半導体製造メーカーなど、様々な製造業の現場を経験しました。
製造業の複数の職場で様々な経験をさせていただいたこと、それを活かして今、私がISOコンサルタントという業務に携わっていること、もしかしたらそれは、単なる「偶然」とか「成り行き」かもしれません。
しかし、偶然の中で与えられた環境の中であったとしても、どんな業務に対しても、一つ一つ大切に取り組んできました。周囲の人からは「真面目」と評されることも多い、少し慎重なところもある私の性格が、そうさせたのかもしれません。
2.改善につながるISO構築を
大学卒業後、最初は管理業務に携わっており、生産管理、購買管理業務に従事していましたが、前職ではエンジニアとして生産改善や品質改善業務に携わり、その中で改善のヒントを探しながら、いつしか自分が「企業の改善をサポートする側」に立つことを考えるようになりました。
更に前職ではISO 9001・ISO/TS 16949 工場内部監査の主任監査員、ヒューマンエラー防止活動などを担当しました。
その際、ISO審査の書類の対応等でとても苦労しました。
ISOとはこんなに大変なものだろうか。
いや、マネジメントシステムの仕組みをきちんと活用することができれば、組織の改善、成長に繋がるはずだ。
そう考え、私はISOコンサルタントになろうと決意しました。
コンサルティングでは、お客様の実際に行われている「しくみ」を「見える化」させ、業務で使われている帳票類など、実際に使われているものを活用することで極力負担を減らし、継続的改善によって経営にプラスとなるマネジメントシステムの導入・改善支援を心掛けています。
ISO 9001及び14001の2015年版対応の支援においても、お客様の現状に則した見直しを行い、スムーズな移行支援を実施しました。
3.ご縁を大切にしながら
ISOコンサルタントとして組織を幸せにすることは、私の大きな使命であり生きがいでもありますが、妻との時間も大切にしています。妻と二人で旅行することが現在の趣味でもあります。
どんな小さなご縁に対しても、まっすぐ向き合っていきたい。これからも出会った組織の皆様との真摯な関係を築き上げていきたいと考えています。
伊藤 良太 プロフィール
所 属 | 伊藤コンサルティング 代表(埼玉県さいたま市) |
専 門 | ・ISO 9001・14001等マネジメントシステム ・ヒューマンエラー防止コンサルティング及び研修・セミナー講師 【得意分野】 ・電気・電子部品、機器製造業 ・金属加工業 ・自動車部品製造業 |
略 歴 | 1972年、岩手県北上市出身。産能大学(現:産業能率大学)卒業。 1995年、製造業の工場等に勤務。 2013年、コンサルタントとして独立。ISOマネジメントシステムやヒューマンエラー防止を中心としたコンサルティング業務やセミナー講師などを行う。 |
資格等 | 【資格】 ISO 9001・ISO 14001・OHSAS 18001審査員補(IRCA登録)、JGAP指導員、技術士第一次(技術士補)試験 経営工学部門合格 【所属団体】 日本品質管理学会会員、日本プラント・ヒューマンファクター学会会員 |
著書等 | 【著作】 ・セミナーDVD「ヒューマンエラー防止」(株式会社ビズアップ総研) 【メディア掲載実績】 ・モノ作り革新のススメ(28):「改善ツール」としてのISOマネジメント(日刊工業新聞 2015年10月15日掲載) ・モノ作り革新のススメ(44):ヒューマンエラー防止の考え方(日刊工業新聞 2016年2月11日掲載) ・株式会社イプロス Tech Note:「ヒューマンエラーの基礎知識」 |
趣味等 | 妻との旅行、神社・仏閣に行くこと、お酒 |