Codex HACCPは、2020年に16年ぶりに改定されました。
かつての食品安全の考え方は、「食品そのものが安全であること(食品衛生)」=HACCPという考え方でしたが、国際的に食品流通が活発に行われるようになり、食品安全とは食品衛生であるという考え方だけでは、十分安全性が担保できなくなりました。

このため、食の安全を目指し、食品衛生、食品防御、食品の信頼性の3つを管理することで総合的な食品安全マネジメントシステムを実現していくという考え方が明確になりました。

衛生管理を行うことは、安全な食品を消費者に届けるために不可欠です。

食の安全に影響を与える危害や事故が起こらないよう、手洗いの徹底、食品や原料等の適切な温度での保管・管理、消毒したまな板等でのカット、十分な加熱、5S運動(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)の徹底などを行います。

100%安全な食品は存在しない

衛生面では安全な食品であっても、産地や賞味期限等によって消費者の信頼を失うという事態が頻出しています。
産地や賞味期限の偽装(Fraud)を防止する取り組みが、フードフラウドです。

悪意を持っている人が、薬品や異物を混入する、虫や金属を入れるなど、意図的に組織に危害(脅威)を与えることで、食品が危険なものに移り変わってしまうということもあり得ます。
悪意の理由は、愉快犯、勝手な怨念、勝手な社会正義など様々ですが、「まさかあんなとこから入るなんて」「まさかうちの社員が」といった「まさか」が起こる可能性があるのです。

このような意図しない脅威を防御すること(フードディフェンス)についても備えておくことが求められています。敷地内の立入管理や供給先の評価を厳しくする、といった対策が考えられます。

量的な側面も考えよう