ISO取得のメリットとは~ISOを認証取得することでこんな効果がある


作業手順が明確になる

ISOでは、作業手順を明確にすることで、誰もが同じ手順で作業できるよう作業の標準化を行います。
現状で会社に何らかの作業手順は定められていたとしても、それは『明確に』なっているでしょうか。曖昧になっていた部分があれば、それを明確にすることによって、組織のシステムとして確立されるようになります。

(作業手順の明確化のメリット)
  • 全員が同じ手順で効率よく作業できるようになるため、時間や作業工程のムダが省けるようになる。
  • 作業に対して確認をする習慣が出来る
  • 新入社員、派遣社員などが入ったときや、アルバイト、パート社員が多い、あるいは入れ替わりの激しい職場でも、短期間で他の社員と同様の作業を行えるようになる。そのための教育を行う仕組みも、会社内に構築される。
  • 規定書、標準書作りを通して、作業の見直しが行われ、組織の能力が上がる。
  • 何かトラブルが生じても、「システム」の中で何が原因かわかるので対処がスムーズになる。
  • クレーム対応を含む、顧客からの問い合わせに対し素早く、正確に対処ができるようになる。

責任と権限がハッキリする

ISOでは『○○さんの仕事』という考え方をしません。ISOの基本は『人に仕事をつける』ではなく『仕事に人をつける』です。個人ではなく組織全体を管理するために、漠然としていた業務手順・役割・責任・権限を明確にし、「個人の能力の問題」ではなく「組織として必要な力量」がはっきりします。

(責任と権限が明確になることのメリット)
  • 一人ひとりが「この仕事は何のためにしているのか」「その仕事のために、自分は何をすればいいのか」を自覚できるようになる。
  • 誰が何をしているのかがはっきりし、社内のコミュニケーションがスムーズになる。
  • 『どこで、誰が、何をしているのか』ということが明確になるため、「ムダなもの」と「必要ないもの」がはっきりする。保存すべき書類と、不要な書類が明確になるため保管文書の管理が容易になる。
  • リーダーや上司の思いつきではなく、システムに沿って業務を行えるようになるため、トラブルが生じてもシステムとして解決しやすくなる。
  • 従業員は、リーダーのもとで働いているのだという自覚を持ち、全員が一丸となって「会社をよくしよう」と取り組むため、会社全体のムードもよくなる。

PDCAを回す仕組みが作られる

ルールを作って(Plan)、ルールどおりに実施し(Do)、ルールが守られているかどうかをチェックし(Check)、ルールをさらによいものへと改善させていく(Action)というPDCAの仕組みができあがります。
ルールがなければそれを定め、ルールが定まれば、その通りにすること。ルールはあっても守られていない、あるいはルールどおりにやらなくてもうまくいくからと、誰もルールを守っていないという会社もあります。トラブルが生じた場合、『誰かのせい』や『たまたま』ではなく、『ルール』に問題がある、というのがISOの考え方です。まずは『P』『D』『C』を徹底させ、会社のシステムを作っていきましょう。
その上で、ルールどおり行うことで不都合がないか、もっとよいルールはないかを、継続的に確認し、改善させていきます。
長期的な経営計画に基づいてマネジメントシステムを構築し、内部監査や第三者による審査等を行うことで、継続的に改善を行う企業風土が醸成されます。
ISOを構築した最初の年は、システムを構築することで精一杯で、『効果』を実感できない企業も多いようです。しかし、ISOシステムは『継続すること』で効果が出る仕組みになっています。認証取得はあくまでスタート、取得後の各取り組みによって、効果が表れます。

第三者審査による信頼

ISOを取得しているからといって、取得していない企業に比べて優れているかというと、そうとは限りません。しかし、ISOには「第三者による審査」という最大の特徴があります。
第三者(ISOの審査員)に対し、自分たちのルールを公開し、そのルールをきちんと守っていることを示すことで、「認証」がもらえます。 『認証』がそのまま『信頼』になります。
この会社は決めたルールどおりに実行しているという証になるというのは、ISO以外にはありません。 企業内で独自の管理システムを構築できる大手企業よりも、それが難しい中小企業による取得が目立つのもそのためです。